2022年のはじまりは、染めものから〇
2021年の暮れは、ぎりぎりまで制作と事務仕事に追われていて、いつもながらバタバタと年越し。このところの感染拡大もあって、親せきや友人の集まりもなかったので、少しゆっくりしようと決めたお正月。
本や映画でも…と思っていたのですが。
気づいたら、元旦からさっそく染めていました。
栗の皮をつかった染め。大きな鍋で、ラムウールの糸をぐつぐつ。
秋に収穫した大きな栗をつかって栗きんとんと栗の渋皮煮をつくったので、このときの鬼皮をつかいました。なんだろう…植物の皮とか殻とかって、もはや材料にしか見えない。職業病かな^^
けっきょく仕事しちゃうんだよな~と思いつつ、並行してすすめるほかの作業がない分いつもよりゆとりをもって作業できたのでとても楽しかったです。
いいお天気で、光のなかキッチンに座って、ゆっくりと染めもの。コーヒーと本をもってお鍋の番。
このところ少し気ぜわしくて、こういう時間のことを忘れそうになっていたな、染めたり織ったりが大好きな気持ちを忘れないでいよう、と思いました。
つかったのはラムウールの細い糸。栗の皮を煮出して何度も染め重ねます。媒染は明礬です。
できあがった糸は少し灰みのある桃色で、この色でストールをつくったら素敵だな、と思い、さっそく計画。
今、経糸の準備をしているところです。
柄はどうしようかと迷いましたが、いい色を活かして無地にすることにしました。のっぺり単調にならないように、コチニールで染めた少し明るめのピンクを混ぜました。
写真上がコチニール染め、下が栗染めです。
madokayuki 手織りのストールのラインナップは、ヤクとラムウールの2種類があります。ラムウールのほうはしっかり縮絨をかけて、毛布のようなもっちり感に仕上げるところが特徴です。
できあがりましたら、またおしらせいたします^^
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