人気の商品 kurumu の藍染めバージョン。再販に向け動き出しました。
kurumu(くるむ)は、定番でつくっている封筒のかたちのポーチです。
一般には三徳袋などと呼ばれています。
kurumuのなかでも、藍染めバージョンはとくに人気。
見た目は他よりクールなかんじで、でも麻の繊維の素朴さもあって…よいです。
わたしも大好きな作品のひとつです。
(昨日キット販売を終え燃え尽きてしまい、こんな時間までゴロゴロしていました…)
— madokayuki (@madokayuki14) July 15, 2021
今日から、藍染めの布を織ります。織りあがった布はシンプルな藍色のポーチになります。再販のお問い合わせが多く、わたしも大好きなポーチのひとつです。とても楽しみ。
まずは計画づくりから。鉛筆を研ぐ。 pic.twitter.com/xKlqAWx6sV
まずは布づくりから。デッドストックの麻糸をつかって、布を織ります。
少しだけ織りの仕様を変更しました。
鉛筆を削って電卓片手に…布づくりに必要な糸の量を計算します。
今回はデッドストックの糸。糸の量に計画を合わせていくかんじです。
それが終わったら、整経という作業に入ります。
整経とは、たて糸を必要な長さ用意して、長さやテンションを揃える作業のことです。
写真は経糸を巻き取ったところ。
木枠には誰かの名前があります。古いもののようで大事に使っています。
節の多い糸なので、ふだんより時間がかかります。伸び縮みの少ない糸なので、うっかりすると糸がぷつんと切れてしまいます。
経糸が引き揃えられました。
あぁたいへん。
でも、やっぱりうつくしいですね。
たて糸は漢字で「経糸」と書きます。よこ糸は「緯糸」。縦糸横糸ではありません。
この字、見覚えがあると思ったら、「経度」「緯度」と同じ字です。
なるほど、経度と緯度が由来なのね…ではなく、
経糸・緯糸のほうが先で、これをもとにして経度・緯度と名付けられたみたいです。逆でした。
ちなみに、
英語で経度は longitude(長さの意)緯度はlatitude (幅の意)
織物由来の名前ではないようでした。
とてもおもしろいと思いました。
英語も地理も苦手でしたけど、こうやって自分の中で関連づけられていくと自然と身に着きます^^
そうそう、織りの道具関連で、とても良いブログを見つけました。http://shizengaku.blogspot.com/
大事にされている道具をみると、うれしくなります。
このあと、いくつかの作業を経て経糸は機にセットされます。