ウールフェルトのマット。染めて織って、洗ってつないで。

結んでひらいて♪の歌みたいなタイトルになってしまいましたが…素敵なテーブルマットをつくったので、とりあえず見てもらっていいですか^^

藍染めのウールマット
草木染めウールマット

上は藍染め、下は草木染めで、素材はウール100%です。

2020年にもこのシリーズのコースターを制作して以来、同シリーズは今回久しぶりの制作でした!

前回のコースターについてのブログはこちら。

ウールコースター
2020 wool coaster

手織りのウール生地をつないで縮絨して染めて。工程のひとつずつがすべて手作業です。
藍染めのみ、染め作業を紺屋さんにお願いしています。

できあがるマットは素朴な雰囲気で、木のテーブルなどナチュラルな空間によく合います。シンプルな花器と合わせてもいいですね。

藍染めはsold out、草木染めのほうは今のところ販売中です。

藍染めマット

この、不揃いなかたちがとても好き。

作り始めた時は、最後に四方をまっすぐ裁断してきれいに整える計画でしたが、このデコボコ感を見て、めちゃくちゃ手仕事なこの作品の雰囲気にすごく合っている…と思い、耳をそのまま残すことにしました。

色や柄は変わりますが、今後もこのシリーズの作品をつくっていきたいと思っています。

その時々のやわらかな敷物たち。みなさんにも、いいなって思ってもらえると嬉しいな。

wool table mat #4 〈草木染めのつぎはぎウールマット〉
https://madokayuki.theshop.jp/items/59714515

手織りのポットマットと素材のこと。

かねてよりSNS等で告知していたイベントに、ポットマットを出品しました。

creemaというクラフト作品があつまるサイトのオンラインイベントの、遠州織物の布の耳をつかった作品募集でした。

イベントについての詳細はこちら。

画像はcreemaのサイトより

布の耳はフリフリの糸のような素材。工場で布を織るさいに一緒に織られる布の端の部分で、通常は工場でカットされ捨てられているそうなので、お目にかかるのは初めてでした^^

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草木染めのパッチワーク

つぎはぎの小物をいろいろつくりました。

テーブルマット、ポーチ、数寄屋袋があります。

生成りと栗染めの明るいブラウンと泰山木のグレー。いろいろな草木染めのはぎれをパッチワークしています。

それぞれ色合わせがちがいますので、お気に入りをさがしてもらえるとうれしいです。

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織りの副産物(pot mat)

ポットマットをつくりました。

ぽってりむっくりな見た目に、コットンのやわらかな肌触り。
栗染めの裏地も鮮やかで、つかっていて楽しい1枚です。

こちらは以前つくった手織りキルトポットマットと機能は同じですが、織りの副産物をつかってできているところがポイントです。

副産物とはどういうことかというと…

みなさまご存じのように、織物には必ずたて糸とよこ糸があります。
織機で布を織るときにまず準備するのがたて糸のほうです。

織る長さ分のたて糸を何百本も用意し、「ちきり」という丸太のような部品に巻き取り、織機にセッティングしていく、というのが一連の流れ。

セッティングの過程で、たて糸の織りはじめ・織りおわりの部分を織機に結ぶ作業があります。この結んでいる部分がわたしの言う「副産物」、織られずに残ってしまう部分です。

だいたい前後ともに50㎝ずつ、50㎝の糸の束が数百本あまってしまうのです。

これがもったいないな…と思っていまして。
でも、これに構っていると次の作業に障りますから、以前は心を鬼にして捨てていました。

ウェブショップを開いてからは、この短い糸を結んだものをラッピングに使用させていただくなどして、再利用していたのですが、これだけでは消費が追い付かずどんどんたまっていってしまう…(‘_’)

ということで編み出した(?)のが、このポットマットなのです。

今回はオーガニックコットンの糸を集めて制作しました。

そもそもこのオーガニックコットンの糸自体が、落ちわたを使って紡がれている糸。

その糸をつかって織ったのこりをさらに利用しているということは…

副産物の副産物?
なんて無駄がないんだ~。

今回は2点のみ制作しました。

https://madokayuki.theshop.jp/items/37421687


またのこり糸がたまったころに追加でつくりたいなぁと思います。

そうそう、ウラの布は栗染めのコットンリネンです。いい色。

ファッションや消費としてではなく、
ベーシックで長く使えるものを。

心から気に入ってそばに置きたいと思ってもらえるものをつくりたいなぁと思います。

つぎはぎウールのコースター

手織りウールのはぎれをつかってコースターをつくりました。試行錯誤の末、これはよい!と思える方法がみつかったので商品化しています。

ウールは多くの場合、縮絨(しゅくじゅう)という工程を経て製品になります。

縮絨とは、ウールの繊維同士を絡ませてフェルト化させる作業のことです。
縮絨によって適度にフェルト化された織物は、よりやわらかく、より丈夫な布になります。

手織りのウールをパッチワークし、フェルト化したコースター。ぜひ手に取っていただきたいです。

市販のフェルトシートをご存じの方も多いと思いますが、化繊が入ったものがほとんど。手織りで、しかもラムウールをつかったぜいたくなパッチワークフェルトはほかにないと思います。

この手触りを活かしたいので、よく手に触れるものをつくるのが最良だと思いました。

それで、まずはコースター。

見て、さわって、楽しんでいただきたいです。

ほかには何がいいだろう。

手織りパッチワークフェルト。手に触れる機会の多い小物…

ブランケット
ぬいぐるみ
針山
ポーチ
ティッシュケース
手帳カバー

うん。いいかもしれない。

手織りキルトのポットマット

ぼちぼち秋冬ものをつくりはじめていますが、一気に季節が移ろうものですから…少し出遅れてしまいました(;^_^A

年内に、コットンやウールをつかった商品など、少しずつ紹介していきたいと思っています。

まずはコットンのポットマットをつくりました。

オーガニックコットン糸をメインにつかった厚手の生地に、コットンわたを入れて制作しています。化繊よりもコットンのほうが耐火性にすぐれているので、わたもミシン糸もコットンのものを使います。

大きさ、厚み、見た目、素材…ポットマットはとても奥が深いです。それぞれキッチンに立つ方のこだわりもあると思います。

まずは大きさ。ポットやお鍋などを受け止められて、鍋つかみとしても使える方がいいな…と思い、大きめのサイズにしています。今自宅で使っているものが10㎝角くらいの大きさの市販品なのですが、オーブン料理やホームベーカリーをつかうときに、危ないなぁと思っていたのです。

厚みは中程度。分厚い方が安心感はあるのですが、ポットがぐらついたりすると使い勝手が悪くなるので…中わたをつめて、ミシンステッチでぎゅっと圧縮しています。鍋つかみとして使うときには2つ折りにするといいと思います。

見た目は極力シンプルに。吊り下げ収納にしてもかわいい見た目です。

素材はコットンをメインにつかっています。木や陶器、鋳物などいろいろな素材がありそれぞれに魅力がありますが、布製の魅力は保温性と、鍋つかみとしても使える利便性ではないでしょうか。最適なものを選んで、おいしいものをつくって食べて、元気に冬越ししましょう!^^

バランスを見ながらミシンステッチを入れています。何種類か制作し、ウェブショップに掲載しているのでぜひごらんください♪

https://madokayuki.theshop.jp/items/34799233

藍染のティーマット

藍染の麻糸をつかって手織りしたマットです。

麻というと「リネン」がメジャーどころですが、この糸は麻のなかでも「ラミー」という種類です。

麻だし藍染だし手織りだし…なんとなく古風なイメージ。でも、すこしモダンなものをつくりたい。

古くからあるイイものを受け継ぎつつ、でも古くさくはならないようにしたいなぁと思いながら織っています。

で、こちらのブロックチェックのマット。

和菓子もカフェオレも似合いそう。 さらりと敷いてつかってもらえたらいいな。

パッチワークしごと

コツコツと染めて、いつか使おうとためていた布をパッチワークしました。

せっかく色合いと模様が美しいので、四角い布のまま使いたいな~と思い…マルチマットにしてみました。


机、棚、靴箱など…さらりと置いて自由につかってもらえたらいいなーと、にやにや想像しながらつくりました。

こういったニュアンスのある色が出せるところは、草木染の醍醐味といえますね。

一色だと「少し地味かしら」と思う布も、ハギレを組み合わせていくと思いがけないモダンな布に変身したり。

とってもたのしい世界です。

【sold out】ありがとうございました。