ラムウールの手織りストール2022

2月もあっという間に後半。寒い日が続いていて、東日本の雪の予報を多く耳にします。

倉敷は積雪がめったになく、今年は粉雪が数度舞った程度でした。数センチでも積もるのは10年に一度くらいでしょうか。そのときには町中大パニックになります(;^_^A

もう少し続きそうな寒い時期と、春にむけて。
あかるい色のストールを2本織りました。

lambs wool scarf #3
淡いグリーンに格子模様のストール
lambs wool scarf #4

制作過程についてはこちらの記事に少し書きました。ラムウールのやわらかな糸を染めて、ひとつずつ手でつくっています。

ピンク色は栗の皮とコチニールで。うすいグリーンは葛で染めています。
どちらも落ち着いた大人な色みです。

栗とコチニール染めの手織りストール
切りっぱなしの裾もかわいい。

ピンクの方は一見無地なのですが、栗染めとコチニール染めの2色の糸を使って織っています。
だからシンプルだけどのっぺりとした色ではなく、布に表情があります。

ラムウールのやわらかなストール
織耳があるのは手織りの証。

淡いグリーンのストールはアクセントにグレーの格子模様を入れました。

草木染めで得るみどり色はとてもきれいですが、光にあたることによって徐々に退色します。
真っ白になるわけではなく、時とともに少しずつ色が薄くなっていくイメージです。

そこで、グレーの格子模様を入れることで、経年によってまたちがった魅力的な布になるようデザインしました。

グレーの部分のみ化学染料を使用したラムウール糸をつかっています。
長く使ってもこの部分は退色しにくいので、時間とともにより格子模様が引き立つような、また違った良い布になると思います。

草木染め格子模様の手織りストール

草木染めの欠点といわれる「色の変化」を、ポジティブにとらえてものづくりをしていきたいと思います。気に入ってくださる方がいるといいな。

ラムウールストールを肩に羽織って。
ラムウールストールと、ミニバッグ。

ブラックリネンのワンピースと手織りバッグを合わせました。

寒い季節に首元に巻いてもいいですし、
こんなふうに肩に羽織っても素敵です。

コートはいらないけど、朝晩は冷え込むような季節。きっと重宝するんじゃないかな。

ループにする巻き方もむっちりかわいい。

去年の作品と比べて仕上げの縮絨をすこし控えめに。やわらかさを残した仕上がりにしました。布のやわらかさ…写真で伝わるでしょうか。

みなさまへの紹介が遅くなってしまいました。本当は秋くらいまでに発売出来たら理想的だよね…すみません。

この冬の使える期間は短いかもしれないけど、この先もずっと付き合っていけるような良いストールができたと自負しております (‘ω’)フンス!

ちょっとお値段高いのですが…ゆっくりと、出会いを待ちたいと思います〇
ぜひショップのほうもご覧くださいませ。
(それぞれの画像をクリックすると、商品ページにジャンプします

ヤクの手織りスカーフ
ヤク100% ミニスカーフ

あとひとつだけ、こんなのもあります。
ヤクの小さなスカーフです。

小さいので襟元に羽織って小さく結んだり、ブローチで留めて使うとよいかんじです。

こちらはふつうサイズ(長さ2mくらい)のストールを織った時に、ついでに仕立てたものです。1枚のみあります。

紹介したすべての商品は、2/16(水)20時より購入可能です。たくさんの方に見ていただけると嬉しいです。

ではでは。2月後半はバッグなど仕立てますのでこちらもどうぞお楽しみに。

投稿者:

madokayuki

つくり手 ユウキマドカのブログです。