小さな手提げバッグ

麻とオーガニックコットンの布で、小さなバッグを制作しました。

スマホ、小銭入れ、キーケース、リップクリーム。容量としてはこのくらいでしょうか。紙ものならA5サイズまで入ります。

ひとつで身軽に、サブバッグとして貴重品入れに。使いやすいサイズ感だと思います。

やわらかくて、すこしぽってり厚みのある生地。布の魅力もよく出ている。良きかな。

とてもシンプル。何の変哲もないように見えるかばん。この小さな手提げの中に、こだわりを詰め込む。好きになってくれる人が好きになってくれるといいな、と思いながら。

たくさんの人にウケたいとは今は思わない。ふつうのものを大切に作り続けたい。

tsutsumu #natural

tsutsumu(ツツム)の新作ができました。
麻とオーガニックコットンの素朴なポーチ。
色あい、風合いともに、手織り手染めの良さがよく出ていると思います。

今回はいつものサイズとひとまわり大きなLサイズの2種類制作しました。

Mサイズは、お茶席で使われる「数寄屋袋」のサイズを参考につくっています。
和装小物としてはもちろん、ふだんの小物入れとしても使えるおさまりの良いサイズです。

今回はじめてつくったLサイズは、iPadの大きさから計算してつくっています。
だいたい11インチまでのタブレットを収納できるサイズにしてみました。

文庫本との比較です。

こちらは幅が25㎝と大きく、シンプルですが存在感があります。
1点もののタブレットケースをお探しの方はぜひどうぞ。

同じ布でつくった小さなポーチ(kurumu)も素敵に仕上がっています。
並べるとかわいい~

kurumuと tsutsumu が出来上がり、次は同じ布でポシェットとトートバッグを作っています。

布を裁つ…手間暇かけて織った布だから、とても緊張する瞬間です。

なるべくなるべく、ていねいに余すところなく使いたい…
良い仕事をしたい。良い道具を届けたい。

だから、考えて、計画して、こつこつ仕上げることが大事。
日々考えながらデザインしています。

誰かのお気に入りになりますように。

おそろいのミニバッグもあります。https://madokayuki.com/mini-bag/

ちいさなkurumu

てのひらサイズのkurumuをつくりました。

いつものサイズの半分くらいの大きさです。

イヤホンや薬、ヘアピンなど、バッグの中の細かい収納にいつも困っていたので、私自身の「こんなのあったらいいな~」から生まれました。

真鍮のパーツをつくっているところ。

キャッシュカードなども入るサイズです◎

pochette【藍色のポシェット】

小さくて軽くてシンプルなポシェットがほしい。

そんな思いでつくったポシェットたち。

ファスナーやベルト金具など、しっくりこないものは使いたくないなぁ…などと考えていると、結局イチから自分でつくることになってしまう。

ま、それもいとたのしなのですが、とっても時間がかかります。

ベルトはスリットを利用して長さ調節するデザインにしました。

そのため重いものを入れるのには向いていません。鉛とかいれないでね…

そのぶんすっきりとした素敵なデザインになりました。

(ストライプは完売です。ありがとうございました。)

真鍮の金具は、足袋の留め具を参考にして手作りしました。

ファスナーやマグネットホックのようにワンタッチでは留められないけれど、そのぶん様式美を感じるデザインになりました。

そんなこんなで小さなバッグたち。
narbek(ナルベク)の定番の仲間入りです。

藍色のポーチ【kurumu#15】

kurumuの藍染めバージョンができましたので紹介します。

無地の藍染で佇まいは控えめ。
けれどこのたてよこの糸の風合いがなんとも好き。

アクセントがほしいな~と、真鍮のパーツを手作りしました。
真鍮を切り出して、曲げたり削ったりします。
無骨なかんじ(わざとですよ!)でさりげなくてイイ。

染めて、織って、断裁、ミシン、アイロン、手縫い仕上げ、紐づくり、真鍮パーツづくり…それが終わればカメラ、パソコンとにらめっこ、そしてやっとみなさまに紹介できます。
愛着がすごいです。笑

こちらの藍染めkurumu は、のこりはあと1点。その後あと2つ作れるかな?作れたらそれで、おしまいです。
この凹凸のうつくしいデッドストックの藍の麻糸を使い切ってしまったので、同じ商品をもう作れないからです。

少ししかご用意できませんが、もしよければお手元においてくださいね。

お買い物はこちらからお願いいたします。
https://madokayuki.theshop.jp/items/31206686

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今日は、同じ藍染の生地をつかって tsutsumu もつくりました。

tsutsumu(ツツム)は同じく封筒型のポーチですが、ボタン付きで少し大きなサイズです。

こちらは生成りのリネンでつくったtsutsumuです。

新作は明日ご紹介予定です。ではまたです。

【追記】kurumu tsutsumuともにsoldです。ありがとうございました。

数寄屋袋ポーチ【生成りリネン】

リネンの手織りポーチをつくりました。

世界中で古くから使われているベーシックなデザイン。
日本では「数寄屋袋」として茶道具を入れて帯のお太鼓に収納したり、「三徳袋」という名前で江戸時代の小物入れとして利用したりしていました。

布を余すことなく使う無駄のないデザインだし、シンプルで使いやすい。

ファスナーポーチや巾着ももちろん大好きだけれど、この形ならバッグインバッグとしてもクラッチバッグとしても使えるので機能的にも無駄がないと思う。

内側にマグネットホックを付けました。

内布には国内産のリネン生地を。
倉敷の織物工場でつくっている生地で、天然染料で染めている布です。

若草色で、ふたを開けると明るくてかわいい。

販売ページはこちらです。
https://madokayuki.theshop.jp/items/31165997

同じ生地でつくっているキッチンクロスもおすすめです。

https://madokayuki.theshop.jp/items/29796351

さて、今は同じカタチで紐でくるくる巻いて包むタイプの kurumu(クルム)の藍染バージョンをつくっています。

ありがたいことに品薄になってきましたので、夏らしいさわやかなデザインのものを。

できあがりましたら紹介しますね。

【追記】できました。 https://madokayuki.com/kurumu15/

手織り布と革とガラス。(kurumu)

相変わらず「kurumu」をつくり続けています。

この封筒型のポーチは日本には「三徳袋」「数寄屋袋」などとして古くからあるカタチ。

そのほかヨーロッパのアンティーク品、東南アジアの土産物などでも、たまに見かけます。

ファスナーやがま口の口金などがなかった時代には主流のカタチだったのかしら?

これをつくる理由は懐古趣味というよりは、とても合理的で洗練されたデザインだと思っているから。

この数日は、手織り布×革紐×ガラス玉 の組み合わせのものを幾つかつくりました。

布地、色味、サイズに合わせてパーツを変えるので、どれも世界にひとつだけ。

お手入れが気楽なのは布だけでできたkurumuのほうだと思います。
好みや用途で選んでくださいね。
だれかのお気に入りになりますように。

ずっと作り続けたいもの。リネンのキッチンクロス

キッチンクロスをつくりました。
手織りをはじめた初期の頃からつくっている定番商品です。

生成りのリネンを平織りしたシンプルな布。

ふきんとしてはもちろん、プレイスマットやカゴの目隠し、折りたたんで鍋つかみや鍋敷きにつかうのもよいです。

一枚で何通りにも使えるので、キッチンに一枚あると重宝します。

自宅でつかっていたクロスはこんなにくたくたになってしまいました。
漂白実験につかったので見た目はこんなかんじですが、擦り切れなどはなくまだまだ現役です。

リネンの商品は今では巷にあふれ、数年前では考えられなかったほど安い値段で手に入るようになりました。

リネンのキッチンクロスも然り。色や柄も豊富で、安くて良いものが手に入ります。

そんななかで、生成りの、何の変哲もないクロスをつくり続ける私…

30年くらい先の姿を想像しながら織っています。

お互いにクタクタになって、良い塩梅だとよいよね。

リネンの巾着袋

手織りの巾着袋をつくりました。

白いリネンの子と、草木染で模様を織った子。

革紐でしぼってつかいます。

袋ものの形状ってさまざまありますよね。 

巾着袋のようなひもで絞るもの、
チャックがついているもの、
がま口、ばね口、ボタン…

あと、わたしがつくっている定番商品に、封筒型のポーチがあります。

布を織り紙のように折って仕立てる仕組みのものです。

日本のふくさ、数寄屋袋(和装小物)、東南アジアの小物入れに見られるかたちです。

いろんなかたちがあって、いろんな素材があって、いろんな用途がある。
それがとってもおもしろいです。

このリネンのポーチのいいところは、とにかくシンプルで手になじむところ。
所有欲を満たすような高級感?はないかもしれないけれど、
相棒としていつも持ち歩けるような、そんな存在。

ベーシックなカタチで、シンプルなデザインのもの。

こういうものをつくっているときに一番「自分がつくる意味」を感じることができています。ありがたや。

ショップはこちら。https://madokayuki.theshop.jp/

sacoche

サコッシュをつくりました。
サコッシュ( Sacoche )とは、フランス語で「袋」を意味する、かんたんなつくりのショルダーバッグのことです。

ロードレースの水分補給袋として使われているものが主でしたが、ここ数年でファッションアイテムとしても取り入れられるようになりました。カジュアルなファッションや山アイテムとしても人気です。

スポーツアイテムだったこともあり、ナイロン製のものをよく見かけますが、手織りでもつくってみたいなぁと思い仕立ててみました。

気軽な雰囲気はそのままに、ちょっと大人な雰囲気のショルダーバッグです。

財布とスマホ、ハンカチティッシュ、家の鍵。

このくらいは入りますので、ふだんの外出であればこれひとつでもOK。
革ひもを調節したり、二重にしてハンドバッグにしたりとアレンジもできます。

サブバッグとして貴重品を入れておくのも便利そうです。

草木染の麻糸を4色つかって織りあげたお気に入りの生地です。

*sold out ありがとうございました。

少ない持ち物で暮らすことと、包んでつかうポーチとの関係

持ち物はなるべく少ないほうがいいなぁと考えるようになったころから。

自分の作品も変化していきました。

つくるものに「シンプルさ」「柔軟さ」を求めるようになっていったと思います。ポーチもそのひとつです。

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スカートひとつとってもさまざまな種類があるのと同じように、ポーチにもさまざまな種類があります。形状、素材、あとはファスナーなのか巾着なのかがま口なのか…とか。

どれも長所があり使い分ければ便利なのですが、ものの形状にあわせて入れ物をそろえると、その分雑多になりがちです。

くわえてモノには「流行」があります。

流行を適度に取り入れることはわくわくと楽しいことなのですが、流行に振り回されて「自分の好きなもの」「大切にしていること」がわからなくなってしまうときがあります。

シーンに合わせて柔軟につかえる道具。
流行よりも心から満足できるひとつのものを。

そういったものづくりを心がけることで、つながってくださるみなさんのシンプルで豊かな生活に寄り添うことができるのでは、と考えています。

そんなことを考えて提案しているひとつのかたちがこちらの tsutsumu(ツツム)です。

小物入れとしてだけでなく、クラッチバッグとして、和装の数寄屋袋として、バッグインバッグとして。

いろいろなシーンにつかっていただけるようにデザインしています。

もうひとつはこちらの kurumu(クルム)です。

紐付きなので、もののかたちに合わせてくるんで使うことができます。


シーンに寄り添うもの。もののかたちに寄り添うもの。

これからもじっくりと形にできればと思います。