おたのしみセットをつくりました。たのしかったぁ♪
商品づくりの足掛かりはまず素材から。
地元岡山のよい布が手に入ったので、「この生地を活かす」を基本にして考えていきます。
なるべく装飾のないシンプルなもので、素材の風合いがよくわかるように。
続きを読む おたのしみセット #for kitchenおたのしみセットをつくりました。たのしかったぁ♪
商品づくりの足掛かりはまず素材から。
地元岡山のよい布が手に入ったので、「この生地を活かす」を基本にして考えていきます。
なるべく装飾のないシンプルなもので、素材の風合いがよくわかるように。
続きを読む おたのしみセット #for kitchen久しぶりにヘアバンドをつくりました。
以前の商品はタイサンボク染め。今回はインド茜で染めました。
写真で草木染のいろやリネンガーゼの質感をお伝えすることが非常にむずかしいのですが…
色は黄みがかったあか、透け感のある素材なので光の加減によっても変化します。
植物をつかって染めていると、「いろ」はたくさんの色素が混ざり合ってできているのだな、というのがなんとなくわかります。色の素ですね。
自然の色の素を取り出して、人間が布にうつしてゆく。
つかう植物、季節、媒染剤、布の種類、つくる人によって、色がさまざまに変化する。
実験みたいでたのしい作業です。
この「ゆらぎ」を排していったのが、化学染料による技術革新だと思います。
大量生産を可能にするため研究を重ねたのではないでしょうか。
天然染料、化学染料、どちらにも良さがあります。
私が思うのは、化学染料を使う場合は「目的の色」が明確にあるのではないかということです。目的の色が先に決まっていて、それを目指す。
いっぽう自然相手だと、もう少しあいまいというか…。変化を楽しんだり、季節を感じたり、ときには方向転換したりと、すこし柔軟な考えで向き合う必要があるように思います。
どちらがいいとか悪いとかではなくて、私がこの方法を好んでいるというだけですね。効率は悪いですが、データをとったり試行錯誤を重ねたりと、日々勉強しています。なにより楽しんでつくっています。
そうそう、いろいろなシーンで使えるように幅広にデザインしているんです。
上の写真は折りたたまれていますが、じっさいはこの倍くらいの幅があります。
のばすと三角巾としてもつかえるので、おでかけだけでなくお掃除やお料理のときにもつかってもらえるとうれしいです。
こだわりのリネンガーゼ生地で台ふきんをつくりました。
シンプルな白いクロスは、お台所をすっきりと見せてくれます。
台ふきとしてはもちろん、カゴ類の目隠しやお客様用のおしぼり、おやつマットや子どものお世話用など…いろいろな用途につかえます。何枚か持っておくととてもべんりで、日々の家しごとがはかどります。
新年用にさっそく購入してくださった方もいらっしゃいます。台所小物や下着など、新調するにはよいタイミングですね。
生地は国産コットンリネンです。
倉敷産のコットンリネンダブルガーゼ生地を2枚仕立てにし、ひとつずつていねいに縫い合わせました。
じゃまにならない場所にさりげなくループをつけてあります。
リネンを織っている工場は、国内にはわずかしかありません。
商品につかったリネン生地は、そのうちのひとつ、倉敷の工場でつくられたものです。
「ほら、とてもきれいな布でしょう。」
生地の買い付けに伺うと、年配の女性が嬉しそうに案内してくださいます。
自社製品に誇りをもち、真摯にものづくりをされている企業です。
国内製造の貴重なリネンをつかって何かつくれないだろうか。
高級なものではなく、日常のくらしにとけこむような何か…
そんな思いで計画し、商品化しています。
ひとつひとつは小さなクロスですが、使われている布は上質で美しいもの。
素材の良さを活かせるよう、装飾をひかえてシンプルに仕上げています。
とてもよいものが出来上がったと思います。
リネンの良さは、風合いの美しさだけではなく、繊維の丈夫さと吸水性・速乾性にあります。
くり返し洗えて丈夫で長持ち。乾きやすい布は、いやなにおいもおさえられる。
くたびれたらぞうきんにして、最後までつかえます。
働く布として、ぜひ愛用していただけるとうれしいです。
欠点は、白いので汚れが目立つところでしょうか。それが美点でもあるのですが。
みなさまのお気に入りになりますように。
新作のヘッドバンドとハンカチをウェブショップにアップしました。
linen headband #泰山木 https://madokayuki.theshop.jp/items/32779276
linen minihandkerchief #泰山木 https://madokayuki.theshop.jp/items/32729380
ヘッドバンドにはたっぷりのギャザーを。
ハンカチには縁にリネン糸のステッチを。
泰山木染めの落ち着いたデザインだけど、すこしだけ甘さも取り入れて…
よいかんじに仕上がって気に入っています。
これは私がつかっているもの。新品のころよりも布がなじんでかっこよくなっています。
こだわりポイントは、布端を後ろのゴムに入れ込めば頭をすっぽり覆うことができるところ。
私の場合は仕事柄、梱包作業のときには絶対に髪の毛を落としたくないのですが、後頭部も覆える幅広のものがなかなかなくて…「じゃ、作っちゃお~」と思ったのがはじまりです。
そこから幾つかの試作を経て商品化しています。なので使い勝手は(わたしの)お墨付きです…
あ、もちろん、ふつうにヘッドバンドとして使ってもすごく素敵ですよ。
ゆるめに作っているので頭を締め付けないし、そのぶんギャザーが綺麗に出ます。
小さくてシンプルなハンカチもぜひ。
おなじ泰山木染めのリネンガーゼを2枚仕立てにしてあります。
やさしい使い心地。
ブランケットステッチは時間がかかるし手間なんだけど、どうしても入れたかった。かわいいから…☺
かわいいわぁ~。
ヘッドバンドとセットでプレゼントにもどうぞ。
泰山木の果皮をつかったショールです。
祖父母の庭の大きな大きな泰山木。大好きな庭の、思い出の木。
松ぼっくりのような果皮を煮出すと、ほうじ茶のような、紹興酒のような…
甘い香りが漂います。
媒染には鉄とアルミを使います。
このごろは錫や銅などの重金属の媒染剤は使用していません。
素敵な色を得たい、もっといろいろ試したい!と思う反面、何のために手で染めているんだろう?と自分の気持ちに立ち返ると、それらを使うことはポリシーに反するな…と思うようになったからです。
キッチンで染められるくらい身近で誰でもできる仕事。そこから離れていく必要はない。エコ、とまで言わなくても、自分のエゴで突き進むのはオシャレじゃないなぁ、と。
わたしの中のオシャレの定義は、ひとりよがりでないこと。流行を追わなくてもよいということ。本当に好きなものを纏えばよいということ。そんなかんじのことを漠然と思いつつ、日々制作をしているのであります。
来る日も来る日も染めたり干したりまた染めたり…
そうして取り出した色たち。ひとつの植物からこんなに多彩な色たち。カラフル…に見えます。わたしには。
今回作ったのはこの布たちのパッチワークストール。
ただただ、いっぱい色!すごい!好き!と楽しんで、惜しみなく布をツギハギしてつくりました。楽しかった。
60×140 幅広め、丈短めです。フリンジは付けませんでした。
巻もの、夏のブランケット、のれん、目隠し、などなど…いろいろなところで働く布になってほしいなぁと思いながら制作しました。
窓辺で使うとこんなかんじに。
光があたると継いだ部分の輪郭がはっきりして、ステンドグラスみたいできれい。
色褪せてボロボロになっても、かっこいい布になると思います。
とりあえずはこの1枚だけ販売します。もしかしたらあと1枚できるかも?
ウェブショップはこちらです。https://madokayuki.theshop.jp/items/32595382
どうぞよろしくお願いします。
てのひらサイズのkurumuをつくりました。
いつものサイズの半分くらいの大きさです。
イヤホンや薬、ヘアピンなど、バッグの中の細かい収納にいつも困っていたので、私自身の「こんなのあったらいいな~」から生まれました。
真鍮のパーツをつくっているところ。
キャッシュカードなども入るサイズです◎
リネンの手織りポーチをつくりました。
世界中で古くから使われているベーシックなデザイン。
日本では「数寄屋袋」として茶道具を入れて帯のお太鼓に収納したり、「三徳袋」という名前で江戸時代の小物入れとして利用したりしていました。
布を余すことなく使う無駄のないデザインだし、シンプルで使いやすい。
ファスナーポーチや巾着ももちろん大好きだけれど、この形ならバッグインバッグとしてもクラッチバッグとしても使えるので機能的にも無駄がないと思う。
内側にマグネットホックを付けました。
内布には国内産のリネン生地を。
倉敷の織物工場でつくっている生地で、天然染料で染めている布です。
若草色で、ふたを開けると明るくてかわいい。
販売ページはこちらです。
https://madokayuki.theshop.jp/items/31165997
同じ生地でつくっているキッチンクロスもおすすめです。
https://madokayuki.theshop.jp/items/29796351
さて、今は同じカタチで紐でくるくる巻いて包むタイプの kurumu(クルム)の藍染バージョンをつくっています。
ありがたいことに品薄になってきましたので、夏らしいさわやかなデザインのものを。
できあがりましたら紹介しますね。
【追記】できました。 https://madokayuki.com/kurumu15/
相変わらず「kurumu」をつくり続けています。
この封筒型のポーチは日本には「三徳袋」「数寄屋袋」などとして古くからあるカタチ。
そのほかヨーロッパのアンティーク品、東南アジアの土産物などでも、たまに見かけます。
ファスナーやがま口の口金などがなかった時代には主流のカタチだったのかしら?
これをつくる理由は懐古趣味というよりは、とても合理的で洗練されたデザインだと思っているから。
この数日は、手織り布×革紐×ガラス玉 の組み合わせのものを幾つかつくりました。
布地、色味、サイズに合わせてパーツを変えるので、どれも世界にひとつだけ。
お手入れが気楽なのは布だけでできたkurumuのほうだと思います。
好みや用途で選んでくださいね。
だれかのお気に入りになりますように。
ストールを染めました。
リネンガーゼのストールは糸が細いので、何度も染液につけて濃い色に染めます。
つかったのはビックリグミの枝葉と、桜の枝。
桜は桜茶のような香りとともに、濃い色の染液がとれました。
こちらは媒染ですこし彩度を下げて、やわらかなブラウンのストールに仕上げました。
対してグミは、パワフルなにおいと曇った色の染液。
媒染すると、何とも言えないグレーのストールになりました。
光の加減によって色合いがちがって見えるのも天然染料の魅力です。
無数の色素をもった植物の色をストールに移すイメージで作業します。
草木染の布は一色じゃない。だからきっとこんなにも雰囲気のある布になるのだろうなぁ。
そんなことを考えながら、汗をかきかき布を繰ります。
商品はこちらからご購入いただけます。
https://madokayuki.theshop.jp/
〈追記〉
2021年のストールは、すこし粗目の国産リネン。正方形のショールタイプになりました◎
https://madokayuki.theshop.jp/items/41131897
真っ白のリネンで「kurumu」をつくりました。
kurumu は、もののかたちに合わせてくるくる巻いてつかうポーチ。
ほかにも「tsutsumu」や「shiboru」があります。どれも定番商品です。
革紐と小さなビーズで飾りました。
キッチンクロスをつくりました。
手織りをはじめた初期の頃からつくっている定番商品です。
生成りのリネンを平織りしたシンプルな布。
ふきんとしてはもちろん、プレイスマットやカゴの目隠し、折りたたんで鍋つかみや鍋敷きにつかうのもよいです。
一枚で何通りにも使えるので、キッチンに一枚あると重宝します。
自宅でつかっていたクロスはこんなにくたくたになってしまいました。
漂白実験につかったので見た目はこんなかんじですが、擦り切れなどはなくまだまだ現役です。
リネンの商品は今では巷にあふれ、数年前では考えられなかったほど安い値段で手に入るようになりました。
リネンのキッチンクロスも然り。色や柄も豊富で、安くて良いものが手に入ります。
そんななかで、生成りの、何の変哲もないクロスをつくり続ける私…
30年くらい先の姿を想像しながら織っています。
お互いにクタクタになって、良い塩梅だとよいよね。
手織りの巾着袋をつくりました。
白いリネンの子と、草木染で模様を織った子。
革紐でしぼってつかいます。
袋ものの形状ってさまざまありますよね。
巾着袋のようなひもで絞るもの、
チャックがついているもの、
がま口、ばね口、ボタン…
あと、わたしがつくっている定番商品に、封筒型のポーチがあります。
布を織り紙のように折って仕立てる仕組みのものです。
日本のふくさ、数寄屋袋(和装小物)、東南アジアの小物入れに見られるかたちです。
いろんなかたちがあって、いろんな素材があって、いろんな用途がある。
それがとってもおもしろいです。
このリネンのポーチのいいところは、とにかくシンプルで手になじむところ。
所有欲を満たすような高級感?はないかもしれないけれど、
相棒としていつも持ち歩けるような、そんな存在。
ベーシックなカタチで、シンプルなデザインのもの。
こういうものをつくっているときに一番「自分がつくる意味」を感じることができています。ありがたや。
ショップはこちら。https://madokayuki.theshop.jp/