最近のkurumu

みなさまこんにちは。
久しぶりにがら紡のkurumuをつくったので紹介します。

kurumu #24 ガラ紡

たてよこ共にガラ紡のオーガニックコットン糸で織ったkurumuです。
シンプルなので一番人気があるかな。
むっちりした生地と留め具の真鍮の組み合わせが美しいです。

初期の頃よりサイズが大きくなったのと糸の値上がりがあったため、商品の価格も今回から上がっています。申し訳ないです。

生成りと藍染めストライプのkurumu

柄違いで、藍染めストライプバージョンもあります。
こちらもかわいいです。

こんなかんじの封筒型のポーチのことを、まとめて「kurumu」と呼んでいます。「ファスナーポーチ」のような名称がなく、何と呼んでいいかわからなかったので「くるむ」と呼んだのがはじまりです。そのまんま、何のひねりもないです。

今あるラインナップではもうひとつ、フリンジ付きのものがあります。

ウールリネンの手織りポーチ
こちらはウール&リネンで。フリンジ付きです。

たて糸にリネン、よこ糸にウールを使っています。ウール混ですが、モコモコフワフワしているわけではないので通年で使えます。キリムの絨毯的なざらっと感のある布だったので、フリンジを付けて絨毯ぽくしてみました。

そしたら紐はデザインの邪魔になるな…と省いて…ボタンで留めるデザインに変更しました。

kurumu #39

こんなかんじで、つくりながら軌道修正しながら…ですが、とっても素敵に仕上がっています。淡色のほうは売り切れましたが、こちらの↑ブラウンの方はあとひとつあります。よろしければ。

そうそう、no.39のほうは文庫本が入るサイズです。通勤時の本の持ち歩きにもよいな~と思います。

はっきりと言ってしまうと、ポーチは100均でも買えるわけだし、生活必需品でもない。こういった手しごとのものは超贅沢品に感じるかもしれません。

でも、安さやコスパとは離れた価値観で、kurumuを選んでくれる人たちがいる。とてもありがたいことです。

私はみなさんをがっかりさせたくないので、よい素材をつかってよりよいものづくりをしていきたいです。修理してますます愛着が湧くような、特別なポーチをつくっていきたいです。そうしたら、お気に入りを長く使えて結局お得やん。(あ、結局コスパの話してるか。)

オンラインショップのポーチのカテゴリーページはこちらです。

no.24 に使っているがら紡の糸は、日本特有の紡績機で紡がれた特別な糸です。私が知っている工場は国内に一軒だけです。大好きだし途絶えてほしくないと思っているので、いろいろな作品に使っています。がら紡の糸をつかった作品については、こちらの記事をご覧ください。

がら紡の作品についてのブログはこちらです。

kurumuは季節ごとに色や素材を変えてつくっています。ぜひ、見てみてくださいね。
ではでは、今回はこのへんで。

ヤクとラムウール交織のストール

みなさまこんにちは。

1月に入り、ストールのラインナップが充実してきたので紹介します!

まずは前回のブログ「今年もヤクのストールを織っています」で取り上げたチェック柄。
昨年と同じで無染色のヤクウールをつかってシンプルな柄に仕上げています。
大人のシックなチェック柄でとてもかっこいいです。

新しく織りあがったのはこちらの無地のストールです。
右は一色、左は二色のヤクウールをつかって織りました。こちらも3年続けてつくっている定番品です。

ヤクストール(私物)と、新作の藍染めステッチバッグ

藍染めのショルダーバッグと合わせてみたところ。
写真のストールは私物の「ダークブラウン」の方のストールです。

使い始めよりもやわらかくしなやかになって、風合いが増しています。
毎日のように使っていますが、毛玉はまったくありません。丈夫で扱いやすいストールです。

ヤク100%のストールは、以上の3種類です。
いまのところ全種類ショップに並んでいますので、よろしければご覧ください。

madokayuki オンラインショップ

そしてタイトルにあるヤクとラムウールの交織ストールは今回の新作です。

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「おたより」をはじめました。

あっという間に11月も残りわずか。
もっともっと制作できたらいいのに…と思いながらなかなかそういうわけにもいかない、もどかしい日々を過ごす家内制手工業のユウキです。
自分の時間をもっともっと有効に使える有能な人間になりたい。

…と、いいながらも根っこののんびりマイペースな部分は変わらない。
自分の能力値や特性を受け入れて、肩の力を抜いてコツコツ進みたいものです。

ものづくりの合間に、SNSの投稿やこのブログ、オンラインショップのお客さま向けのメルマガなどを気ままに更新しています。今回は新たに「おたより」なるものを作成したので、今日はそのことを書きます。

このおたよりは、作ったものの紹介やものづくりのことなどを発信できればよいなと思いはじめました。
ひとまず11月にお買い物をしてくださった方に同封しています。

今回の内容は「獣毛について」。

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今年もヤクのストールを織っています。

みなさまこんにちは。暑かったり寒かったり、ジェットコースターのようにくるくると気候が変わるので、疲れ気味の昨今です。毎日庭の柚子や梅で作ったジュースをお湯で割ってのんでいます。

金木犀のかおりの頃を過ぎ、紅葉もはじまりました。秋冬の好きなところは何と言っても布をたくさん纏えるところ。ストールやカーディガンなど重ねるものが増えるので、Tシャツ1枚で過ごす夏よりも色合わせや布合わせがたのしいです。

布が好きで、布を纏うのが好き。でも、重い服は年齢的にも着られなくなってきたので、自分で織った軽くてあたたかなストールは重宝しています。

ということで、今年もストールの販売をはじめました。今年のラインナップもヤクとラムウールです。

まずはチェック柄のヤクストールが仕上がりました。予約販売のあと、一般販売を予定しています。

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皺のある風景_しぼとステッチの藍染め小物

みなさまこんにちは。9月もまもなくおわりですね。
ジェットコースターのように移りかわる気候に少しバテ気味です。
みなさまはいかがお過ごしでしょうか。

この夏は、藍染めの小物をいろいろ作りました。

がら紡のファスナーポーチ
バイカラーの藍染めファスナーポーチ
藍染め 麻の巾着袋
麻の藍染め巾着
藍染め手織りポーチ
藍のストライプのがら紡のkurumu
藍染めリネンショール
藍染めのリネンガーゼストール

今回はこれに加えて、ハンカチ、ふろしき、コースターを作りました。
制作のテーマは「皺」です。

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手織りのポーチいろいろ

ショップの定番商品として「kurumu(くるむ)」という手織りのポーチを制作しています。

このポーチ、てのひらサイズの小さな作品なのですが、生地を染めて織り、紐を撚り、真鍮をたたいて金具をつくり…と、とても手間がかかるため、たくさんは作れないのです。なので、在庫はある時はあるけど、ないときは全然ない!

定番は、こちらの生成りのシンプルなポーチです。

定番商品に加え、その時々の色柄ものを制作しています。

今回は、ボーダー柄も織りました。

同じ形でも、素材が変わるだけでまったくちがう雰囲気になるのでおもしろいです。

たとえばこちらは麻で織っています。
藍染めなのもあるけど、かっこいい仕上がりになっています。

kurumu は、現時点で no.38 まで発売しました。
みなさま、各々に好きなものを選んでくださり、そして思い思いの使い方をしてくださっています。うれしい限りです。

お守りみたい、と感想をくださる方がいらっしゃいます。
自分にとっての大切なものは何か?どんなものを仕舞おうかな?と考えて、大切にくるんで、きっと大切に持ち歩いているのだろうな。想像して、幸せな気分になります。

これからも定期的に販売しますので、気に入ったものがあればお手にとっていただけるとうれしいです。

販売状況についてはオンラインショップをご覧ください。
「今これ作ってます!」というような近況はインスタグラムに投稿しています。

がら紡のファスナーポーチ(生成りと藍染め)

最近は、めずらしくファスナーポーチもつくりました。

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布選びはたのしい。使用しているリネン生地についてと、繊維業の未来。風土の布について。

布選びはたのしい。

作品づくりでは、自分で織った布と購入した布、どちらも使っています。
キッチンクロスなどの消耗品には、購入した布を使うことが多いです。

オフホワイトの平織りのリネン。

やや薄地~普通地の布で、しっかりと目のつまった上品な生地です。

linen dish cloth

あづま袋

この布は私の地元倉敷市の工場で織られています。
ジーンズやガーゼ素材などを主力にしている会社で、織りだけでなく染色や加工も自社でされています。(一貫生産体制なところが強みだと思う。)

布は工場へ出向き、直接買っています。

活動を始めてからはこのリネンを使って、キッチンクロスやあづま袋をたくさん仕立ててきました。

キッチンクロスなど生活で多用する布の素材選びはとくに大事にしていて、布が決まればもうほとんど完成したようなもの。私はちょうどいいサイズに仕立てて送り出すだけですから。いい布と買い手のみなさまをつなぐ人、と思って黙々と作業します。

こちらは同じ工場で織られた別布(コットンリネンダブルガーゼ)

使う布は「なるべく国内のものを」と決めて選んでいます。

今では裏地なども含め、使用するほとんどの布を国内製織のものに変えました。
(芯地など一部のみ海外製のものも使います。)

倉敷の布がメインですが、リネンはリネンの、綿は綿の製織に強い地域がありますから、そういった産地の布も積極的に利用しています。

(紡績についても可能な限り国内のものを選びます。)

国内の布にこだわって仕入れていますし、みなさまにお届けする布たちはどれも美しい。ですが、必ずしも「国産が良質だ」と思っているわけではないというのも、付け加えておきます。

言い換えると、海外製品が粗悪だから使わない、と思っているわけではないです。

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リネンとがら紡の大きなワンショルダーバッグと織物の計画のはなし。

リネン×オーガニックコットンの生地をつかって、大きめのバッグをつくりました。

前回つくったバッグは大きめの縦型トート。今回は大きさはそのままに、肩にかけられるようワンショルダーにしました。

肩への負担が少ないよう、持ち手は太めに。持ち手にも手織り布を贅沢に使いました。

こちらの生地は、手織りのポーチkurumu(くるむ)とtsutsumu(つつむ)を制作したときに使ったものと同じです。

ポーチについてのブログ 定番のポーチたち_三徳袋と数寄屋袋。

ポーチ類は完売しましたが、布はバッグをつくる用に残してありました!

布を織るときには最初の段階で「何をつくるか」を決めておきます。
そして、生地をどのように裁断するかも、この時点である程度固めておきます。

そうしないと、生地の幅や長さが決まらず、用意する糸の分量も決まらないからです。
もちろん、心のままに織ることもしますが、布を最大限に活かすためには段取りも必要です。計画性のない性格なので、がんばってなんとかやっています💦

今回であれば、tsutsumuというポーチを裁断したときに余る細幅のはぎれを、バッグの持ち手に使うよう初めから計画しています。

その計画に沿って、それぞれのサイズや個数など、細かい数字を詰めていきます。

織るときの縮み幅や、水通しによる収縮率も考えながらなので、このあたりはかなり難しいです。日々データをとりながら、改善につなげているところです。

そんなこんなで、織っている時間と同じくらい(かもしくはそれ以上に)、計画に時間をかけています。

仕様書。料理でいうところのレシピみたいな。

今日の記事は、なんだか地味なテーマでお送りしました。

バッグについては、ユニセックスなデザインでかっこいいなって思います。
全体が撮れなかった、すみません。なにせ一人なものでいろいろ思うようにいきません…サイズ感が伝わるとよいのですが。

あ、これは別のバッグだけど、母に撮ってもらいました。

square bag

どちらのバッグもコットン部分にはがら紡の糸をつかっています。
この糸だと、シンプルななかにも素朴な個性がでるので良いなと思います〇

どちらも現時点で在庫がありますので、詳しくはショップをご覧くださいませ。

linen × organic cotton ワンショルダーバッグ
Garabou スクエアバッグ ※sold out

初夏のように暖かい日が続いたかと思えば、一変して今日はとっても寒いです。

今は、上の写真のスクエアバッグにつかったがら紡の生地を、ふたたび織っています。それと同時進行で、リネンガーゼのストールの準備もすすめているところ。

雨の日も多いので、お天気と相談しつつの作業です。

こちらの作業についてはまた、ブログでおしらせします^^

ウールフェルトのマット。染めて織って、洗ってつないで。

結んでひらいて♪の歌みたいなタイトルになってしまいましたが…素敵なテーブルマットをつくったので、とりあえず見てもらっていいですか^^

藍染めのウールマット
草木染めウールマット

上は藍染め、下は草木染めで、素材はウール100%です。

2020年にもこのシリーズのコースターを制作して以来、同シリーズは今回久しぶりの制作でした!

前回のコースターについてのブログはこちら。

ウールコースター
2020 wool coaster

手織りのウール生地をつないで縮絨して染めて。工程のひとつずつがすべて手作業です。
藍染めのみ、染め作業を紺屋さんにお願いしています。

できあがるマットは素朴な雰囲気で、木のテーブルなどナチュラルな空間によく合います。シンプルな花器と合わせてもいいですね。

藍染めはsold out、草木染めのほうは今のところ販売中です。

藍染めマット

この、不揃いなかたちがとても好き。

作り始めた時は、最後に四方をまっすぐ裁断してきれいに整える計画でしたが、このデコボコ感を見て、めちゃくちゃ手仕事なこの作品の雰囲気にすごく合っている…と思い、耳をそのまま残すことにしました。

色や柄は変わりますが、今後もこのシリーズの作品をつくっていきたいと思っています。

その時々のやわらかな敷物たち。みなさんにも、いいなって思ってもらえると嬉しいな。

wool table mat #4 〈草木染めのつぎはぎウールマット〉
https://madokayuki.theshop.jp/items/59714515