藍染めのminibagを再掲しました。

minibagを追加で制作しましたのでお知らせです。

デッドストックの藍染糸をつかった大好きなシリーズです。
糸の濃淡や節の凹凸が素朴で、つかっていて楽しい布だと思います。

A5サイズでマチもポケットもないシンプルなデザイン…
それゆえに、不便ではないかな?と少し心配していたのですが…

いまのところみなさまとても喜んでくださっています。
そして、意外とたくさん入るよ!とのお墨付きもいただきました(^^♪

藍染製品は夏のもの…というイメージがあるように思うのですが、じっさいにいは通年つかえます。

青=さわやか みたいな連想から、夏に売り出すことが多いのかもしれません。
寒色系と呼ばれるくらいですから、色のもつイメージに季節を反映させるのも当たり前のことではあります。

けれど、流行りや「あたりまえ」と、自分が何を好きなのかというのは別の話です。

さらに言うと、ジーンズを通年つかうように、藍色が冬にあってもよいはず。

ほんの何十年か昔、化学染料が主流になるまでは藍は庶民の色でした。きっと衣類ものれんも蚊帳も…年中藍色がつかわれていたのではないでしょうか。

好きな格好をしている人が一番かっこいいと思います。
冬のコートにも、夏のTシャツ、きものにも。なんにでも合うもの。性別関係なくつかえるもの。そんなものをつくりたいです。

だれかのお気に入りになりますように。

https://madokayuki.theshop.jp/items/33973613

つぎはぎウールのコースター

手織りウールのはぎれをつかってコースターをつくりました。試行錯誤の末、これはよい!と思える方法がみつかったので商品化しています。

ウールは多くの場合、縮絨(しゅくじゅう)という工程を経て製品になります。

縮絨とは、ウールの繊維同士を絡ませてフェルト化させる作業のことです。
縮絨によって適度にフェルト化された織物は、よりやわらかく、より丈夫な布になります。

手織りのウールをパッチワークし、フェルト化したコースター。ぜひ手に取っていただきたいです。

市販のフェルトシートをご存じの方も多いと思いますが、化繊が入ったものがほとんど。手織りで、しかもラムウールをつかったぜいたくなパッチワークフェルトはほかにないと思います。

この手触りを活かしたいので、よく手に触れるものをつくるのが最良だと思いました。

それで、まずはコースター。

見て、さわって、楽しんでいただきたいです。

ほかには何がいいだろう。

手織りパッチワークフェルト。手に触れる機会の多い小物…

ブランケット
ぬいぐるみ
針山
ポーチ
ティッシュケース
手帳カバー

うん。いいかもしれない。

国産の布でつくる台ふきん

こだわりのリネンガーゼ生地で台ふきんをつくりました。
シンプルな白いクロスは、お台所をすっきりと見せてくれます。

台ふきとしてはもちろん、カゴ類の目隠しやお客様用のおしぼり、おやつマットや子どものお世話用など…いろいろな用途につかえます。何枚か持っておくととてもべんりで、日々の家しごとがはかどります。

新年用にさっそく購入してくださった方もいらっしゃいます。台所小物や下着など、新調するにはよいタイミングですね。

生地は国産コットンリネンです。
倉敷産のコットンリネンダブルガーゼ生地を2枚仕立てにし、ひとつずつていねいに縫い合わせました。
じゃまにならない場所にさりげなくループをつけてあります。

リネンを織っている工場は、国内にはわずかしかありません。
商品につかったリネン生地は、そのうちのひとつ、倉敷の工場でつくられたものです。

「ほら、とてもきれいな布でしょう。」
生地の買い付けに伺うと、年配の女性が嬉しそうに案内してくださいます。
自社製品に誇りをもち、真摯にものづくりをされている企業です。

国内製造の貴重なリネンをつかって何かつくれないだろうか。
高級なものではなく、日常のくらしにとけこむような何か…
そんな思いで計画し、商品化しています。

ひとつひとつは小さなクロスですが、使われている布は上質で美しいもの。
素材の良さを活かせるよう、装飾をひかえてシンプルに仕上げています。
とてもよいものが出来上がったと思います。

リネンの良さは、風合いの美しさだけではなく、繊維の丈夫さと吸水性・速乾性にあります。
くり返し洗えて丈夫で長持ち。乾きやすい布は、いやなにおいもおさえられる。
くたびれたらぞうきんにして、最後までつかえます。
働く布として、ぜひ愛用していただけるとうれしいです。

欠点は、白いので汚れが目立つところでしょうか。それが美点でもあるのですが。

みなさまのお気に入りになりますように。

定番商品として…季節のソックス

ベーシックで、季節ごとの色合いを楽しめるソックスをつくりたい。
そんな思いで手染めのソックスをつくりました。

オーガニックコットンを昔ながらの紡績機(ガラ紡と呼ばれる機械)で紡ぎ、専用の機械で編まれたソックス。手紡ぎのような素朴さ、甘撚りでふぞろいな糸の調子が魅力的な一足です。

オーガニックコットン×ガラ紡糸×手染めの組み合わせ。シンプルで味があって長く使えるデザイン。背景やストーリーの見える商品。その時々の色合いに染めて、お気に入りを見つける楽しみもあって…。妄想がカタチになっていくのはとても楽しいです。

2020秋バージョンは栗染め。冬バージョンには茜染めをご用意しました。素材そのものの風合いを堪能できる生成りもおすすめです。

肉厚なソックスは真夏以外は快適につかえます。すこし乾きづらいので、冬場や梅雨時期はあたたかい室内に干す必要があります。あとは、お洗濯や日頃のケアなどちょっとした点に気を付けていただければ、長く愛用できます。おでかけはもちろん、ルームソックスとしてもおすすめです。穴があいてもちくちくとダーニングで繕うのも似合いそうです。

オーガニックコットンとは、農薬や肥料の使用量・労働環境などの基準をクリアしたコットンのこと。手摘みで漂白もされていないので、色は生成りのまま、綿花のカラもついていたりと自然な状態に近いものです。

草木染といえど、なんども洗ったり染料の定着のため媒染剤(酢酸アルミ)を使用したりと、どうしても糸に負担をかけてしまいます。また、不揃いで肉厚な生地を染めるため、色ムラも避けられませんでした。

技術面の向上や方法の模索はもちろんですが、一方で「手仕事にどこまで完璧さを求めるのか?」という自分の中の疑問もあります。もしももっと均一に色をのせたいのなら、均染剤をつかえばいい。無漂白コットンのもつ自然のオイルを脱脂すればいい。でもそれでいいの?と。 いかに糸の負担を減らしながらきれいに染めるかが今後の課題です。

このあたりのことについては、コットンの栽培について、化学染料と草木染についてなど、多くのことを語る必要があります。すこし頭を整理して、また続きを書きたいと思っています。(つづく)

セット販売もご用意しています。https://madokayuki.theshop.jp/categories/3283883

藍染チェックのストール

秋冬用のラムウールストールができあがりました。

藍染糸と草木染のブラウンの糸、生成りの糸をつかったシンプルなチェック柄です。

ラムウールは弾力があり、とてもあたたかい素材です。保温性にすぐれ、お手入れも比較的カンタンなのがうれしいところ。

肌触りや高級感ではカシミヤなどの素材にかなわないかもしれませんが…リーズナブルで実用的な素材だと思います。

なんとなくですが、ヨーロッパの(タータン)チェックというより、アジアのそれに近い雰囲気があります。ブータンの人々の民族衣装の柄が頭に浮かびました。好きな国なので影響されているかも…

今のところストールはこちらの2本です。(2020.11.8)

〈追記〉ヤクのストールもできました。

ストールのデザイン

秋冬のストールを制作しています。
今年のラインナップはラムウールとヤクの毛をつかったもの。
なるべくシンプルに、ユニセックスで長くつかえるものを目指しています。

1点目はこちら。ラムウールのシンプルなストールです。

薄手でやわらかく、空気をふくんであたたかい。
ラムウールと手織りの特性がよくマッチした1点になりました。
とても軽いので、肩こりのある方にもおすすめです。

毛織物をつくるときには、仕上げに縮絨という作業をします。
これによって毛羽だった繊維が絡まり合い、よりふっくらとやわらかい織物になります。

縮絨のテスト中
ふわふわになります

よそよそしく並んだたてよこの織り目に一体感が…。加減が難しいですが、たのしい作業です。

わたしのつくるブランケットやストールにはフリンジがないものが多いです。切りっぱなしのデザインですっきり。やわらかく素朴な手織りウールの雰囲気とのバランスをとっています。

雰囲気づくりで参考にしているのはヨーロッパのおじさんたちのファッションです。
シンプルで最高にクール!

現在2本目のストールを制作中です。

「経継ぎ」という方法で次のたて糸を足します。たて糸を機にかける時間を短縮できる方法です。

が、

何百本もあるたて糸をひとつずつ手で結んでいく根気のいる作業。簡易法でも十分大変です…ぜんぶ結び終わるとすごい達成感!ミスもなくてよかった!(1本でも結び忘れると全部ズレちゃいますからね…)

経継ぎだけを専門にされているプロの方もいらっしゃいます。本職の方ならもっと早く美しく結べると思います。

だんだん布になってきました。藍染のチェック模様です。お楽しみに。

手織りウールのストール【2020秋冬】

ウールのストールを織っています。
杢カラー(2色の糸がまだらに合わさった糸)を2種類使用し、シンプルだけど奥行きのある色合いです。


ラムウールの糸をつかっているのでソフトな肌触り。
厚みは控えめですが、やわらかく軽量、空気をふくんでとてもあたたかいです^^

手織りはとても楽しい!けれど織機に腰かけてシャトルを動かす作業は「織り」の工程のなかでは氷山の一角です。その前に、入念な下準備… たて糸張り、何百本もの糸を一本一本織機の部品に通す作業など、途方もない時間がかかっています。

意外なことに、織りや染めには算数も不可欠です。糸の太さや織りの密度から使う糸の量を計算したり、染料の割合を導き出したりします。これらは織物をはじめるまで知らなかったことでした。とくに計算は…!慣れるまでは本当に大変でした。ちまちま、こつこつ、頭もウンウンひねって、ひとつひとつていねいにつくっています*

もうすこしで織りあがるので、ウェブショップで紹介できる日が楽しみです!

できました https://madokayuki.theshop.jp/items/35304351

手織りキルトのポットマット

ぼちぼち秋冬ものをつくりはじめていますが、一気に季節が移ろうものですから…少し出遅れてしまいました(;^_^A

年内に、コットンやウールをつかった商品など、少しずつ紹介していきたいと思っています。

まずはコットンのポットマットをつくりました。

オーガニックコットン糸をメインにつかった厚手の生地に、コットンわたを入れて制作しています。化繊よりもコットンのほうが耐火性にすぐれているので、わたもミシン糸もコットンのものを使います。

大きさ、厚み、見た目、素材…ポットマットはとても奥が深いです。それぞれキッチンに立つ方のこだわりもあると思います。

まずは大きさ。ポットやお鍋などを受け止められて、鍋つかみとしても使える方がいいな…と思い、大きめのサイズにしています。今自宅で使っているものが10㎝角くらいの大きさの市販品なのですが、オーブン料理やホームベーカリーをつかうときに、危ないなぁと思っていたのです。

厚みは中程度。分厚い方が安心感はあるのですが、ポットがぐらついたりすると使い勝手が悪くなるので…中わたをつめて、ミシンステッチでぎゅっと圧縮しています。鍋つかみとして使うときには2つ折りにするといいと思います。

見た目は極力シンプルに。吊り下げ収納にしてもかわいい見た目です。

素材はコットンをメインにつかっています。木や陶器、鋳物などいろいろな素材がありそれぞれに魅力がありますが、布製の魅力は保温性と、鍋つかみとしても使える利便性ではないでしょうか。最適なものを選んで、おいしいものをつくって食べて、元気に冬越ししましょう!^^

バランスを見ながらミシンステッチを入れています。何種類か制作し、ウェブショップに掲載しているのでぜひごらんください♪

https://madokayuki.theshop.jp/items/34799233

オーガニックコットンのkurumu

オーガニックコットンのガラ紡糸をつかってポーチをつくりました。
kurumu(くるむ)という名前で制作している定番商品です。

ボリュームのあるコットン糸をみっちりと織り込んでいるので、ぽってりと弾力のある生地に仕上がりました。

いつも通りシンプルですが、手仕事の良さをかんじられる商品です。

ものをていねいにくるむ行為は、自分の身の回りの物を愛しむことにつながるんじゃないかなぁ…などと、壮大なことをぼんやりと考えながらつくっている、そんなシリーズです。

詳細はウェブショップよりどうぞ。

https://madokayuki.theshop.jp/items/34452120

藍染めのkurumuを再販しています。

定番商品のkurumu、藍染バージョンを再販しています。
https://madokayuki.theshop.jp/items/31206686

以前つかった糸は手に入らないため、別の藍糸で織っています。
以前のものより少し細めの糸で、糸の節のでこぼこが素敵な風合いを生んでいます。無地でシンプルだけど、既成品とはちがった味わいを感じていただけると思います^^

繊維や節を処理しながらていねいに織ります

おそろいのバッグもあります!https://madokayuki.theshop.jp/items/33973613

夏はもちろんですが、冬の藍小物も粋ですよねー。

トートバッグと接着芯の話。

手織り布と牛ヌメ革のトートバッグをつくりました。
A4サイズでやや浅め、幅は広めです。肩にかけたときのバランスが重すぎないようデザインしています。

巷のハンドメイドの手織りトートバッグを見ると、かたちのしっかりしたものが多いような気がします。表地と裏地のあいだにバッグ用の硬い接着芯を入れることが多いからです。

接着芯を使うことで、かたちの保持、自立する、強度が増すなどいいことづくしですが、手織りの風合いは損なわれてしまいます。そのあたりの折り合いをどうするか?それぞれの作家さんの意匠によるのかな、と思います。

今回つくったトートバッグには麻糸とオーガニックコットンをつかっています。素材のやわらかさを活かしながら強度も補いたかったので、薄い芯地を入れました。

接着芯には樹脂のりや化学繊維が含まれるので、なるべく使用せずに制作しています。
ただ、今回のような大きな作品や補強が必要な部分などには必要に応じて使用しています。

なるべく自然素材を使いたいけれど、商品としての強度も必要…
葛藤はありますが、できあがった布の状態と相談して、ひとつひとつ丁寧に選択していきたいと思っています。日々アップデートですね。

ちいさなバッグは持ち手の縫い付け部分のみ接着芯を使用しています。

作品についての情報にはできるかぎりお答えしたいと思っています。
ご不明な点は気軽にたずねてくださいね。

メール narbekworks@gmail.com
インスタグラム @madokayuki

そんなこんなでできあがったトートバッグ。シンプルで大好きな作品。
narbekの定番商品がまたひとつ増えました。

(長々書いてしまうので割愛しますが)持ち手部分の革にもこだわっています。
国産タンニン鞣しのヌメ革を何度も磨き、時間をかけて仕上げています。

手にもった質感が大好き。 おおらかに布と革のエイジングを楽しんでもらえたらうれしいな。

仕様書とにらめっこしましたが、どうしても価格が高めになってしまいました。すみません。

ではでは今回はこのあたりでさようなら。

小さな手提げバッグ

麻とオーガニックコットンの布で、小さなバッグを制作しました。

スマホ、小銭入れ、キーケース、リップクリーム。容量としてはこのくらいでしょうか。紙ものならA5サイズまで入ります。

ひとつで身軽に、サブバッグとして貴重品入れに。使いやすいサイズ感だと思います。

やわらかくて、すこしぽってり厚みのある生地。布の魅力もよく出ている。良きかな。

とてもシンプル。何の変哲もないように見えるかばん。この小さな手提げの中に、こだわりを詰め込む。好きになってくれる人が好きになってくれるといいな、と思いながら。

たくさんの人にウケたいとは今は思わない。ふつうのものを大切に作り続けたい。